2018年2月14日水曜日

めぐみ館通信 2018年2月10日 第92号

新しくされていく時間の中で 

 3年生が家庭学習期間に入り1.2年生だけの生活が始まり2週間が経ちました。

 冬休み明けの夕礼拝のメッセージは3年生が「ラストメッセージ」としてお話をしました。後輩達に残したいメッセージを一人一人が心を込めて話しました。

 それぞれの物語のある3年間。何も起こらないはずはない。山あり谷あり谷あり山あり。3年生のラストメッセージに共通していることがありました。それは「めぐみ館が大好き」だということ。「めぐみ館で仲間と過ごすことができて幸せだった」こと。あんなにバラバラだった私たちが融合して、強い絆でつながっていることの嬉しさを、それぞれの言葉で語っていました。「帰りたくなる場所になった。」「家には帰りたいが、寮生活は去りがたい」、すでに「敬和ロスです」と語る子もいたほどです。

 彼女たちは個性あふれる関係でした。決して仲が良いとはお世辞にも言えませんでしたが。初めの頃は、他者と向き合うことを強く避けていました。他者との関係をとても怖がっていました。気の合う者同士での時間を楽しんでいました。ミーティングも硬く、重い雰囲気になりがちでした。食事も同じテーブルで食べているのに、共通の話題で盛り上がることはなく、グループ別での会話を楽しんでもいました。

 そんな彼女たちの関係性も、学年を追うごとに少しずつ変化していきました。少しずつ、少しずつですが、お互いの話に耳を傾けられるようになり、自分の話を語ることもできるようになってきました。くじけそうな仲間を支える力が強くなってきました。人を信じられず、ここに自分が存在することさえも自信が持てず、ここに居場所を見つけられずにいた生徒が、仲間の語る言葉で、力を得、ここで生きる、信じる仲間の存在に励まされ、歩みが前進した瞬間を共にしたこともあります。

 お互いの持つ弱さを、受け止めつつも、あきらめずに励まし、支えあう力が強められていきました。必要な時には、優しい言葉かけばかりではない、厳しい言葉を投げかけあうこともありました。

 世代交代をし、めぐみ館を過ごしやすい館にしていきたい。居心地の良く,気遣いができるめぐみ館を築きたい。と彼女たちなりに考え,後輩に伝えたことがありました。結果的には,後輩との関係性を深めるどころか,後輩たちに不信感の抱かせる結果になってしまいました。

  後輩達との関係を何とかしたいと,自分の想いを伝えたのは,今まで自分の気持ちを伝えたり,行動を起こしたりしたことのない一人の3年生でした。静かに,ゆっくり,自分の言葉でその思い伝えました。彼女の話をしっかりと受け止めた彼女たちは,自分たちの言動を改めて振り返るミーティングを行いました。

 「自分たちはルールを通してでしか、後輩たちの関係を持ってこなかった」と…彼女たちは自分たちの言動を振り返りました。残された時間の中で、自分達が出来る事を話し合いました。「自分たちから声をかけ,自分たちから後輩たちとの関わりを求めていこう」と確認し合い、即実行に移し後輩達との交わりをしていました。

 「自分たちがこんなにまとまりのあるチームになれるなんて…」一番驚いているのは,3年生本人たちです。ひとつひとつの出来事を共に乗り越え、積み重ねた事が強い絆となった事を実感している3年生です。めぐみ館が好き,みんなが好き,一人ひとりが,素直な気持ちで語る一人一人の姿を重ねながら幸せな気持ちになりました。 この絆こそが,これからの歩みの中で力となり新しい関係築いて行く糧となると強く信じています。
 めぐみ館内の静けさを感じながら、これから新しく築かれていく生活をどのように育んでいくのか、1.2年生一人一人が思いやりを持って考える時間になることを心から願っています。私も一人一人に寄り添いながら、一日一日を感謝して過ごしていきます。(小菅)

 

 

3年生まとめ合宿の日 ~3年間の思い出も詰め込んで~

 1.2年生の朝のお見送りから ⇒ いよいよ片付け荷作りスタート

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Before ~段取りの良い部屋から、このまま片付くのだろうかと心配な部屋まで・・・~

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After  ~お互い助け合って、最後はすっきり~ 自室に「ありがとうございました」と一礼

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最後の片付けもしっかりと~今年一番の冷え込みの日。路面は凍結、風は吹き付ける中の後片付け~

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これからはじまる新しい環境に備えて、準備を整える時間を過ごせますように・・・~



2018年2月13日火曜日

光風館通信 2018年2月12日 第502号

< 誕生日おめでとう!! >

 1月14日(日)7・8月誕生会、1月18日(木)9月誕生会、1月22日(月)10・11月誕生会を開催しました。

 

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 7・8月誕生者からのリクエストは“チーズドリア”でした。出来立て熱々のドリアを食べている、みんなの姿を見ていたM.G君(2年)からは「じゆうさんが作ったチーズドリア、食べてあげてもいいですよ。ふ〜ん、美味しいじゃないっすか。じゆうさんもなかなかやりますね。」と、ありがたい御言葉を頂戴しました。それにしても、なぜそんなに上から目線だったのか、疑問は残ります。しかし、それが彼らしくもあり、お褒めの言葉だったので、良しとしておきましょう。

 

 

 

 

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 9月誕生者からのリクエストは“親子丼”でした。「おなかいっぱい食べたい!!」との要望に応えて、鶏肉・玉ねぎ・卵10ヶを使い、ご飯はひとり1合ずつ食べられるようにしました。「明日の朝食をしっかり食べること!!」と約束をし、ガツガツと食べながら光風館で起きた出来事や恋バナで笑い過ぎました。長時間になりそうだったので“片岡ストップ”を掛けて、解散させる程の盛り上がりとなりました。

 

 

 

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 10・11月誕生者からのリクエストは“タコス”でした。11月恒例となっているタコスは、毎年生地作りから始めます。手際よく生地を焼いていくK.T君・N.T君(3年)の横でじっと見つめている10月生まれのS.K君(3年)と後輩たち。焼き加減がわかり、キレイに焼いていく後輩たち。そして、彼の順番になったら案の定。平べったくして焼くはずがフライパンの上でわけのわからない団子状のモノを作っていました。はじめて焼くから仕方ないけど、さすがにあれは……。これもまた彼らしさであることを実感した誕生会でした。(片岡)



2018年1月29日月曜日

今週ののぞみ寮 第55号

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 1月21日(日)全体礼拝のお話は光風館3年生のK君がしてくれました。のぞみ寮を去る前に、K君がこれまで過ごしてきた環境や人々との関わり、出会った事柄などを通して、「平和」について共に考える機会を与えてくれました。いつもはとってもユニークで面白いことばかり言っているK君が、良く通る声でしっかりはっきり語る言葉にみんな耳も心も傾けたステキな時間となりました。

 

 

 

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 3年生と一緒に守った最後の全体礼拝後、3年生の年度末までに誕生日を迎える人達全員が前に出て、みんなから歌って祈ってもらい、東寮長から祈ってもらい、誕生カードをもらい……誕生者祝福の時を持ちました。200人近い仲間達から歌ってお祝いしてもらえる機会も、きっとこれが人生で最後なのではないかと思います。自分の誕生日を祝って、200人近い仲間が心を合わせて祈ってくれる機会もきっと最後でしょう。いつも当たり前だと思っていたのぞみ寮での時間が、実はとっても特別な大切なものであったことを改めて実感します。自分のために祈ってくれる仲間がこんなにたくさんいることを、これからを生きる大きな力へ、ここで生きる大きな力へとしていって欲しいと願います。

 

 

 

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 1月24日(水)の夕食時、1・2年生から3年生達へステキなプレゼントがありました。それは、みんなでそろって食べる「ラストディナー」の企画です。普段の夕食は決まった時間内にそれぞれのペースで来て、食べて、帰ります。が、このラストディナーでは、全員で祈ってから夕食を共にしました。友愛館はたくさんの風船で飾り付けられ、テーブルの配置もいつもとは違いました。1・2年生が早めに友愛館に集まり、準備し、整えてくれていました。人のために自分の時間も力も惜しまず楽しそうに働いてくれる寮生の姿にはいつも感激させられます。後輩達のそんな雰囲気も、ラストディナーがステキに送れる大切なエッセンスとなっていました。笑って、食べて、食べて、笑って、時々乾杯をするために立ち上がり、また笑って。。。なんてにぎやか!なんて楽しそう!そんなみんなの様子に釘付けになっていた私も、気づいたら声を上げて笑っていました。楽しい時間にもいつも限りがあります。クライマックスは光風館の片岡先生からのスライドショーのプレゼント。入寮の時から今までの3年間で撮りためた大量の写真の中から、とっておきを選び出し、ステキなスライドショーの上映には、爆笑と、ちょっと涙と、キラキラ笑顔とが入り交じった大興奮状態。改めて自分が、仲間がどれだけ成長したのか実感できるときにもなりました。

 とってもにぎやかで、和やかで、笑いの絶えない暖かい時間を全員で過ごすことが出来ました。みんな、とっても楽しかったね!

 

 

 126日(金)。今日の放課後から3年生達は帰省を始めます。自宅学習期間が始まるからです。寮生活も一旦修了。「じゃぁ先生、1ヶ月後ね!」と元気に手を振りバスへと急ぐ3年生達の後ろ姿に「待ってるよ~!」と叫び手を振りながら、頼もしくもなんだかさみしい気持ちになったのは私だけではなかったはずです。

 29日(月)からは1・2年生だけの生活が始まります。227日(火)、3年生が寮修了礼拝・卒業礼拝のために戻ってくる時を待ちながら、みんなで元気に過ごしましょう!