2017年8月30日水曜日

光風館通信 2017年8月27日 第497号

< 夏休みのイベント〜フロートパーティ・タコ焼きパーティ・映画鑑賞会〜 >

0827_ko01 7月22日(土)から始まった夏休みも8月24日(木)で終わりました。光風生のみんなは、今年の夏休みはどんな経験をしてきましたか?部活動の合宿でヘトヘトになったことも、実家でゆっくり過ごしたり、地元の友達と遊んでリフレッシュしたり、3年生は進路や将来のことを真剣に考えてきたことでしょう。夏休みが終わり、久しぶりに光風生と顔を合わせ、みんなの表情を見たら「みんな、良い夏休みを過ごしてきたんだね」と実感しました。
 夏休み前から寝苦しい夜が続いていたので、光風館ホールのエアコンを付けて希望者が自分の布団を持って来て、学年関係なく雑魚寝しています。週末には、涼しく快適な空間のため映画鑑賞会が始まり、夏休み中に何回も映画鑑賞会を開催していました。また、夏休み前半はコーラとメロンソーダにバニラアイスを入れるデザートの“フロートパーティ”を企画し、夏休み後半は“タコ焼きパーティ(中身はタコではなくウィンナー)”で盛り上がりました。
 楽しい夏休みも終わり、残念がる光風生も多いようですが…ひとつ一つの経験からたくさんのエネルギーをもらってきたと思います。そのエネルギーで今学期も張り切っていきましょう!!(片岡)

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< 礼拝のお話 >

「夢へ近付くために」   I.K(3年・新潟県柏崎市出身)

 夢・目標、それは誰しもが抱いているものです。みなさんはどのような夢をお持ちですか?私が小さい時は「プロ野球選手になる」という夢を抱いていましたが、当時は野球をやっていたからという理由でした。しかし、自分のやる気・素質ともに足りていなかった私は、途中で夢を断念することになりました。

 敬和学園ラグビー部は、今年で3年連続“少人数北信越選抜”に選ばれました。私も昨年度に選ばれた一人でした。そして、私の場合、その一つ上の“東西ラグビー対抗戦 東軍メンバー”に選ばれました。私はこの東軍の代表になることが一つの夢でした。これが自分の夢・目標になった理由は、二人の先生と出会ったからです。

 私はこの敬和学園に入学する以前、ある工業高校に入学し、そのラグビー部に所属していました。そこで出会った顧問の先生は、地元が同じだったからなのか、とても仲良くしてもらっていました。未経験者の私にラグビーの楽しさと素晴らしさを教えてくれたのは、この先生でした。その先生は、私がその高校を辞める直前まで熱心に相談に乗ってくれました。私は、ここまでしてもらいながら期待に応えられなかったことに悔しくて情けないと感じました。最後に先生と話した際、私は東日本代表の存在を知りました。教えてもらった瞬間、私は「恩返しのつもりで東日本の代表になる。敬和学園の3年間はそれに費やしたい」と思い、敬和学園に入学しました。そして、入学した敬和学園でもう一人の先生と出会うことが出来ました。

 もう一人の先生である、ラグビー部顧問の山﨑先生は高校時代、強豪の仙台育英高校ラグビー部に所属し、花園出場経験があります。山﨑先生の指導するラグビーはレベルが高く、また、他の高校にはないラグビーの考えがあり、私は山﨑先生のラグビーに魅了されました。ラグビーの楽しさの先にある奥深さを実感することが出来ました。しかし、敬和学園ラグビー部は部員の人数が少なく、レベルの高い指導があっても試合に単独チームで出ることが出来ずにいました。他の高校に混じって試合をする。勝っても全国の舞台に進むことが出来ない現状に悔しさがあり、私は決心しました。「絶対、山﨑先生のラグビーが全国で通用することを証明してみせる。そのためになんとしてでも東の代表になってみせる!!」そして、私は、花園ラグビー場に東軍代表として立つことが出来ました。素直に嬉しさを感じ、それと同時に二人の先生に感謝の気持ちでいっぱいでした。私に夢を創るきっかけをくださった先生と私に夢へ近付く力を与えてくれた山﨑先生に感謝しています。

 みなさんは夢・目標はありますか?自分の地位・名誉のために夢を持つ人が多くいると思います。基本的に、夢とは自分のためにあると思います。私のように感謝の気持ちを表現したい、誰かのために一つの夢を持つことも、時には大事になると思います。他者のために夢へ近付くことは自分自身を強くしてくれると思います。私の次なる夢・目標は、一番近い将来として無事に進学することですが、最終的には二人の先生と同様、大好きなラグビーの楽しさ・奥深さを知らせていきたいです。

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