2017年1月16日月曜日

今週ののぞみ寮 第12号

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 1月13日(金)から降り始めた雪は14日(土)の朝にはスネまで埋まるほどに積もりました。 
 朝食準備に行こうと友愛館に向かおうとした時、みぎわ館の前からにぎやかな笑い声が聞こえてきました。ふと見ると、そこには元気なみぎわっ子2人。2年生と1年生が雪まみれになって、みぎわ館玄関前の雪かきをしてくれていました。「おはよう!ありがとう!」と声をかけながら近づいていくと、「滑り台作ってたの!」と。確かに、みぎわ館玄関前に大きな山が一つ出来ており、ソリが設置されていました(笑)。
 最初は雪像づくりをしようと集めに集めた雪でしたが、手袋が無いことや、強い風で雪が舞って寒いことなどで雪像づくりは一旦中止とし、雪かきついでに滑り台づくりをしていたのだそうです。しかも開始時間は朝の6時から!このエネルギーはさすがです。

 雪はやむことなく、溶けることなくの1日でした。のぞみ寮生は朝に昼に夜に、外に出るごとに雪合戦をしてみたり、雪かきしてみたり、ソリ遊びをしてみたり、キャンパス内で立ち往生した車をスコップ片手に救助作戦実行してみたりと、とっても賑やかに1日を過ごしていました。でも、降ったり舞ったりする雪の冷たさ、風の強さに、みんな真っ赤な顔をして、真っ赤な手をして短時間で切り上げていた姿には、かわいくて笑ってしまいました。

 

 

 

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 1月14日(土)の夕食時に毎年恒例の餅つき大会が開催されました。のぞみ寮には100キロを超えると思われる石臼があります。その設置等の会場作りから(これがまた、大変なんです!)行事委員のメンバーが中心となって行ってくれました。
 「餅つき始めるよ~!」との片岡先生の放送を機に、のぞみ寮生が集まり「つかせて~。」と女の子も男の子も集まって列をなしていました。つきたい人の列ができるなんて、嬉しい限りです。こういう積極性は至る所で見られますが、いつもさすがだなぁと思います。
 やったことないからついてみたい人や、自宅でも毎年恒例の人など色んな人がいて、杵が重そうに見えても上手にぺったんぺったんとついていたり、構えは超一流だけど、餅つきの音はへっぽこな人などいろいろで、そこも面白かったです。
 上手だろうがなかろうが、そんなの関係なくみんなで体験して楽しめる、これって最高だと思います。やったことないことをやれる機会があるって、最高だと思います。出来たてを食べられる事、自分たちで作れること、仲間と一緒に元気に笑って取り組めるものがあること、ぜ~んぶ最高だと思います。のぞみ寮にはそんな最高があふれるほどある場所だと改めて気付かされた行事となりました。
 結局何臼ついたのか……。のぞみ寮生がみんなでかかっても食べきれないほどのお餅ができました。「もう食べられない!」ってほど出来立てのお餅をほうばりました。残りは伸し餅にして……さて、どうしようか。

 

 

 

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 1月15日(日)、友愛館で行われた全体礼拝でのお話をみぎわ館3年生のI.Mさんがしてくれました。自分の家族のことや関係を通して気付いたこと感じた事など、とっても心温かくなる素敵なお話でした。
 いつもは寮務教師が順番にお話をする全体礼拝ですが、「自分の気付きをみんなとシェアするチャンス欲しいなぁ。」と発信してくれたことがきっかけで実現しました。寮生は各館礼拝でお話をするチャンスは幾度かあります。が、全体礼拝でのぞみ寮生全員を前にしてはなかなかそのチャンスはありません。今回の彼女のように「話したい!」と手を挙げてくれ、聞かせてくれたことは、のぞみ寮生にとっても私たちにとってもとってもうれしい機会でしたし、こんなチャンス手に出来るんだと知れた時となったのではないでしょうか。
 そして、礼拝の後は毎週恒例の誕生者の祝福がありました。年に1度、自分の誕生日の週の礼拝時に180名の仲間から歌ってお祝いしてもらえます。みんなで心を合わせてお祈りしてもらえます。こんな嬉しい誕生日ってあるのかなぁとつくづく思います。私自身、〇十数年間生きてきて、一度に200人近い仲間から祝ってもらった事などありませんでした。人生で3回きりかもしれない、この祝福の時もいつもみんなで大事にしていきたいと思います。