2016年11月1日火曜日

みぎわ館通信 2016年10月31日 第250号

笑いありのミーティングってステキ♪♪ 
 気付けば10月も終わりです。朝と晩には暖房が入るようにもなり、季節の移り変わりはあっという間に過ぎていくことを実感する今日この頃です。

1031_mi01 さて、10月半ば、2年生ミーティングが事務室で行われました。今回の議題は、10月23日(日)の全体礼拝で発表するみぎわ館の新テーマについて。「どうやって発表する?」「せっかくだから、2年生みんなで声を合わせてテーマを言おうよ!」「その場でテーマを模造紙に書くってどう?インパクトあるよね!」「あはは~それいい~!!」などなど、楽しそうな会話が飛び交いました。2年生全員でテーマを発表したい!という想いの中には、彼女たちの「自分たちでみぎわ館を引っ張っていくんだ!」という決意が感じられました。頼もしいなあと思いました。
 また、1年生もミーティングを開きました。話し合いの中心になったことは大きく二つ。一つ目は、2年生から仕事を引き継いだけどまだまだ分からないことばかりで、仕事をこなすことができない時も多々あり。でも、だからこそみんなでどうしたら良いか考えたいということ。もう一つは1年生同士もっと互いに興味を持って生活したいということ。話し合いが始まると意見がたくさん出てきました。「次の部屋替えは新しい1年生を迎える部屋になるから、今の部屋で気がゆるんではダメだよね。」、「先輩から注意受けることがまだあるよね。」、「朝ご飯は大事だからみんなしっかり食べよう!」などなど、感じたことを感じたままに意見を伝えあう姿がとてもいいなあと思って聞いていました。お互いに注意し合っているのですが、なぜか不思議。その場にいて嫌な気持ちにならないのです。誰かが指摘してくれた注意も、「そうだね。気をつけよう!」と受け入れることができる、そんな雰囲気の中でミーティングは進められていきました。誰かの意見を聞くときはみんな真剣な表情で聞いているのです。下を向いてミーティングに参加していた人は誰ひとりいませんでした。みんなが相手の顔を見て頷きながら聞き、時には笑い合いながら。終始笑顔が絶えない、そんなミーティングでした。
1031_mi02 また、ある生徒が「ごめん!本当にごめん!私、最近パソコンの使い方が悪くて……。謝るね!」と、自分から言ってくれました。出来ていないことを自分から謝ることができるって素敵だなあと思いましたし、謝れる関係を築いている1年生がすごいなあとも思いました。また、こんな場面もありました。ある生徒が、こういう所をちょっと直して欲しいなあとみんなに投げ掛けたところ、「あっ!それ、私だ!本当にごめんね!気をつけるね!」と言ってくれたのです。聞いていたみんなは、「そうだよ~!気をつけてよね。わははっ!」と笑いながら答えていました。副ブロック長の生徒がこんな想いを私に伝えてくれました。「ミーティングって言葉を聞くと嫌だなあ……って思う1年生がいるんです。でも、ミーティングって暗くて重たくて苦しいばっかりじゃなくて、何でも言い合える雰囲気でやりたいんです。」と。
 時には真剣に語り合うことも、もちろん大切なことです。本気で意見をぶつけ合ったり、言い合ったり。寮で起きた課題を解決するために全員で悩み、苦しむこともあります。でも、1年生のミーティングはまだ始まったばかり。初めから「ミーティングって嫌な事」にしたくない、その気持ちはとても大事だなあと感じました。お互いのことを知り、いろんなことを話せる関係ができてこそ、本音を言い合ったり、時には喧嘩してぶつかり合ったりできるようになるのだと思います。1年生、素敵な時間をありがとう。 (小林)

 

 

 

みぎわ館の新テーは……!?

~10月23日(日)全体礼拝でのお話~

新ブロック長  2年 N.Y

 今年のみぎわ館のテーマは、「みぎわ館~のぞみ寮の伝説」です。テーマを決めるにあたって、2年生で沢山の意見が出ましたが、みぎわ館のテーマは「みぎわ館」という言葉でしか表せないという意見に一致し、決定しました。そして、サブテーマの「のぞみ寮の伝説」には、みぎわ館の歴史が深く関わっています。
 昨年度、みぎわ館47回生の方々は、ルールの大幅な削減と改正をするという伝説を残しました。最初は誰もが困惑し、反対をしました。しかし、生活していくうちに、気遣いやお互いに関心を持つことや分らないことは遠慮せずに先輩に聞くなどの、寮生活において最も重要なことを沢山見つけることができました。そして、今までよりもっとみんなが帰ってきやすいアットホームな寮になりました。今みぎわ館の私たちは学年の壁を越えて意見を言い合えるようになりました。それはたぶん、みぎわ館史上初のことではないでしょうか。

1031_mi03 今まで当たり前にしてきたことを変えるということは、すごく時間がかかるし難しいです。ですが、それを47回生の意志を引き継ぎつつ、他の館や後輩のことを考えながら私たちは私たちで新しい歴史と伝説をつくっていこうと思います。
 しかし、このようなことはしばしば理解されないこともあります。でも私たちは、ただ色々なことに楽しみながら挑戦したいだけなのです。私たちはただの女子高生の集団ではありません。新しいことにどんどんチャレンジしていく女子高生なのです。みぎわ館48回生のありえない個性と、49回生のパワフルで一癖ある個性と共に、みぎわ館を引っ張って、のぞみ寮にも変化を起こします。そして、みぎわ館の伝説だけでなく、のぞみ寮の伝説になるのです。
 意見がぶつかり合ったり病んだり、時には迷惑をかけたりすることもあるでしょう。しかし、近年どんどん増え続ける寮生を今までのやり方ですべてやっていくのでは、いずれ限界が来ると思います。人の目を気にし、反対されることを恐れて本当に自分がしたかったことをできなかった人たちもいるでしょう。変化を恐れず、私たちと一緒にまずは挑戦してみましょう。

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「主はわれをみどりの野にふさせ、いこいのみぎわに伴いたもう。詩編より」

♪みぎわ館という場所が、のぞみ寮という場所が、「憩いの場」で在り続けることができますように…♪