2016年9月8日木曜日

光風館通信 2016年9月7日 第478号

< 2年生合宿〜ペットボトルのゴミ箱の作成・漫画専用本棚の補修作業〜 >
 夏休み明け帰寮日の前日である8月23日(火)に“2年生合宿”を行いました。2年生合宿とは、現2年生である48回生が労作を通して協力しお互いの良さを見つけたり、「これからどんな寮にしていきたいか?」というミーティングを行ったりする、肌で感じて頭で考えていく時間でもあります。この日は労作として“ペットボトルのゴミ箱の作成・漫画専用本棚の補修作業”をしました。今年の2年生合宿も館内掃除ではなく本棚の作成や修理としたのは、光風館の備品に自分たちの手を加えることによって、思い入れのある作品として大切にしてほしいからです。なぜ、“ペットボトルのゴミ箱”を作ったかと言うと、各階に捨てているペットボトルの散らかり具合をどうにか綺麗にしたい!と、2年生数名と私で話し合ったからです。

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0907_ko04 今回、木の板を組み合わせてネジで留めていき、キャスターと取っ手を付けて、ペンキで色付けするといった手の掛かる作業をしました。電動ドライバーが2ヶしかないので、時間が掛かるだろうなぁと考えていましたが……2年生のチームワークと手際の良さで予想よりも早く完成に至りました。3人1組で順調に進めていくところもあれば、明らかに組み合わせ方を間違えてやり直したところもありました。
 また、同時進行で昨年47回生が作成した漫画専用本棚の補修作業もしました。今までは背板が無く、本が綺麗に並ばなかったり、本が後ろに落ちてしまったりして困っていたので、ベニヤ板をペンキで綺麗に塗ってから貼り付けました。
 ペットボトルのゴミ箱も漫画専用本棚も綺麗に作ることが出来たので、大切に使ってください!そして、“いつも綺麗で爽やかな光風館”と呼ばれるように館内美化に努めていきましょう!(片岡)

 

 

 

< 礼拝のお話 >

「自分創り」    T.Z(1年)新潟県村上市出身

 敬和学園は“自分探しの学校”と言われていますが、私が敬和学園に来た理由は、“自分創り”です。なぜ、私が“自分探し”ではなく“自分創り”であるかというと……“自分探し”というのは、自分を探しているうちに「自分はまだまだこんなものじゃない」というプライドが生まれてしまい、これを繰り返してしまうという厄介なことに陥ってしまいます。それでは、“自分創り”とは何でしょう?養老猛司さんが書いた本の中にこういう言葉があります。「自分とは作品だ。学んで何かを残せる人もいれば残せない人もいる。何かを達成できる人もいれば達成できない人もいる。でも、ただ一つ残るものがある。それは学んだ自分だよ。」

 つまり、自分創りというのは自分という作品を人生をかけて完成させていくということです。それなので私は、これから敬和学園で学んでいくことを生かして、自分という作品を完成に近付けて行きたいです。

 

 

 

「強い意志を持って決断し実行する」    S.Y(3年)神奈川県大和市出身

 みなさん、夏休みはどう過ごしたでしょうか?海外教室へ行った人、短期留学をした人、敬和キャンプへ行った人、オープンキャンパスへ行って来た人など、様々だと思います。では、それぞれ行って来た場所でみなさんは何を経験し、何を得ましたか?ただ単にその場所へ行って「楽しかった!良かった!」だけでなく、何がどう良かったのか、楽しかった経験をしてどういう考えを持ったのか、自分にとってどうプラスになったのか、これが重要だと思います。そして、それを今後日々の生活やこれからの自分のため、周りのためにどう活かしていくかをみなさんにはしっかり考えてほしいです。

 僕は夏休み中に部活動の合宿へ行って来ました。その合宿は、長時間の厳しいトレーニングをしたり、何十キロも走ったりするといった内容でした。これを最初聞いた時、多くの人はフィジカルがつらい合宿だと思うことでしょう。ですが、僕たちがこの合宿でメインとしていることは、メンタルを鍛えることです。僕が1・2年生の頃は、「ただただきついだけだから早く終わってくれ」といったダラけた気持ちで終えてしまった合宿でしたが、それでは全く意味が無いし、自分の力にはならないということを3年生になって、やっと気付けました。3年間で最後となる今回の合宿に3年生として参加し、自分に負けず終わった時には自分自身が成長出来たと思えるものに絶対しようという気持ちで臨みました。その合宿を終えた今、僕は強い決断をして臨み、自分の気持ちに勝ち、やり切ることが出来た達成感があります。また、合宿で全力を出し切った力が、今現在励んでいる毎日のトレーニングで確実に自分の力として身に付いてきていることを実感しています。今、話したことはあくまで僕の経験談ですが、みなさんも似たような経験があったり、あるいはこれから似たような経験をする人もいたりするかもしれません。

 僕が最終的に言いたいことは、何かにチャレンジする機会が与えられた時には、強い意志を持って決断し、実行してほしいということです。それが必ず良い結果となるか、わかりません。ですが、それが後々自分や周りに良い影響を与え、良い結果へ繋がるためのきっかけとなります。それを信じて、今後も強い意思を持って決断をし、たくさんのことにどんどんチャレンジしていってほしいと心から思います。