2016年9月5日月曜日

めぐみ館通信 2016年9月5日 第60号

始まりました!~おかえりなさい~
 めぐみっ子のみんながいれば、めぐみ館はまさにHOMEです。夏休み中、物音ひとつしないめぐみの建物は、シーンとしていてなんだか急に知らない場所になったような気がしました。
 帰寮日、いつもの活気を取り戻しためぐみ館を見て「あぁ、これだ、これがめぐみだ」と思いました。笑ったり泣いたり歌ったり叫んだりするみんなの声に満たされてこそのめぐみ館です。たっぷり充電して帰ってきたかな、おかえりなさい!
 この約1ヶ月の休みの間、佐渡での敬和キャンプ、広島碑めぐりの旅、アメリカ海外教室、部活動の大会や合宿、進路選択に向けたオープンキャンパス等々、心も体も鍛えられる学びを経験した人が多かったようです。
 4月の年度初めのスタートから走り続けてきて、そのままの勢いで夏休みに突入した人も少なくありません。家で過ごす貴重な時間を早めに切り上げて、8月20日に行われた夏のオープンスクールの労作をしてくれた人もいました。「えー!じゃぁ、あんまり家でゆっくりできなかったんだ」という私に「そうなのーあっという間だった。でもね、なんかとても充実してた」とキラッキラの顔を見せてくれました。そんなたくましい姿を見ながら、新潟の友だちに言わせると「もはや海外」な福岡から敬和のぞみ寮に来ていた私は、1年生の夏休み明けにホームシックになったことを思い出していました。
 さて、新学期が始まりました。始業日の前日、久しぶりの再会で盛り上がっているかと思いきや、必死になって夏休みの課題をやっている人がたくさんいました。夏休み中、休みすぎたのかな。始業日、ある先生がお話されていました。「新しい学校生活は始まるのではなくて始めるのです。そして、もちろんそれを始めるのは私たち教師ではなくて、みなさん敬和生の一人ひとりです。」と。新学期を始める準備はきちんとできているでしょうか。私自身、自分のことを言われている気分になりました。通信の原稿を書くとき、礼拝のお話を考えるとき、生徒に向けた言葉を文章にしてもう一度自分で読み返してみると、毎回そっくりそのまま、自分に問い直すべきことばかりなのです。4月からの5ヶ月間、ずっと思ってきたことではありますが、改めて私自身一緒に成長させていただいているなと実感しています。伸びしろがまだまだあるってこと!と前向きに、ゆっくりではありますが進ませていただきたいと思っています。後期も、どうぞよろしくお願いいたします。(村田)

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礼拝のお話
「人に伝える喜び。伝わる優しさ」 ~オープンスクール労作から~
1年 U.H
 夏休み中にあったオープンスクールの労作について話したいと思います。昨年、私はオープンスクールに参加しました。学校を案内してくれた先輩がとても優しくて、敬和の良い所をたくさん教えてくださいました。
 その先輩の姿に憧れ、敬和に入学することを考えるようになりました。人に優しく出来ることは、とてもすごい!とあらためて思いうようにもなりました。
 労作に参加希望をしたのは、敬和の良さを、来た生徒さんにたくさん知って欲しかったことと、人に何かを伝えることが苦手な私を克服したかったからです。
 しかし当日はいつも以上に気温も高く、昨年よりも大勢の生徒さんが参加してくださり、とても大変でした。見学案内の練習をしたにもかかわらず本番では緊張してしまい、伝えたいことがしっかりと言えませんでしたが、知って欲しいことを伝える練習にもなったし、来てくださった生徒さんたちに敬和の良い所を知ってもらえたと思うので良かったです。
 皆さんも忙しいとは思いますが、オープンスクールの労作に参加してみてはいかがですか?自分の良い所と苦手なところをちょっとでも気付くことができると思います。

 

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 夏休み中に開催されたオープンスクールの労作のために、休み中にもかかわらずに早目に帰寮し活躍してくれました。入学前に労作活動していた先輩の姿がとても印象に残っているのだそうです。緊張しながらも労作できることをとても喜び、学校案内・寮案内を、心を込めて説明している姿がとても微笑ましかったです。(小菅)

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新たな気持ちで
 それぞれの時を過ごした夏休みを終えて、後期の生活がスタートしました。2年生は、1日早い帰寮で“2年生合宿”からスタートしました。洗濯機置き場の排水溝掃除、洗濯漕の中、テラスの溝の掃除、窓ふき等、普段行き届かないところの掃除を、にぎやかに進めてくれました。始める前は、「合宿は、掃除でしょ!」とちょっぴり気のりしない言葉が耳に届きましたが、いざスタートすると、各階のチームで手際よく段取りをし、丁寧に、気持ちよく取り組んでくれました。「キレイになって気持ちいいね」と、スッキリとした表情も見られました。
 夜は、各階対抗のゲームを取り入れながらミーティングをしました。

①A4の用紙2枚で輪つなぎをどれだけ長く作ることができるか。

②パスタ20本、テープ90cm、ヒモ90cmを使用し自立タワーを作る。頂上には、マシュマロを指す。

③折りたたんだ新聞紙に2年生全員が乗ることができるか。

 チーム間で“それぞれの役割を持ち、進められるか”“人の話を聞き、受け入れながら、実践できるか”等の目的でゲームを行いました。目的を知らせずに進行しましたが、しっかりとゲームの意図を感じとりながら取り組むことができました。2年生全員で新聞紙の上に乗るゲームは、始めはぎこちない距離感がありましたが、それぞれの存在を意識し、知恵を出し合い、声をかけ合いながら、距離が縮まりひとつの輪になっていく姿は印象的でした。
 2年生は、世代交代を控えて、それぞれに期待、不安、緊張感を持ちながら、想いを膨らませています。合宿で行ったゲームの様に、物事は上手くは進みません。思うようにいかずに、くじけてしまう事があると思います。みんなで助け合い、支え合いながら作り上げていくことをいつも心に留めて、居心地の良いめぐみ館作りを進めていってほしいと願っています。(小菅)

 

 

~2年生合宿のひとこま~

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