2016年5月26日木曜日

めぐみ館通信 2016年5月26日 第55号

☆真剣に取り組む姿☆ 
 「友愛館に行ってきま~す」先輩たちに続いて、1年生もテスト勉強をするために友愛館へ出かけていきます。
 2、3年生は、テスト1週間よりかなり早い時期からテストに向けての取り組む姿がありました。背中で伝える頼もしい先輩たちです。1年生にも勉強に向かう雰囲気がしっかりと伝わったようです。
 日々の自習時間中も、静かな館内ですが、テスト期間前の自習時間は、緊張感ある静けさを一段と感じました。
 入学してはじめてのテストに不安な気持ちを感じている生徒も多くいました。そんな姿を察知しながら、適切にアドバイスしてくれる2、3年生の姿は頼もしいものです。寮生活だからこそ、お互いに切磋琢磨しながら、勉強に向かう緊張感も芽生えていくのだと思います。「こんなに勉強したのはじめて……」うれしそうに話してくれます。
 季節外れのインフルエンザの流行も落ち着きました。それぞれの健康が守られ、無事テストも終えることができホットした表情のめぐみっこです。
 テストが終了してホット一息もつかの間、フェスティバルに向けて、また英検等の検定に向けて取り組みが始まりました。
 それぞれの一日一日が守られ、歩んでいかれますように。(小菅)

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☆めぐみ館大好き!☆
 寮本部にある事務机の上に1枚の紙が挟み込まれていました。ふっと見てみるとそこには「49th ほんとに敬和きてよかった。今までの人生を変えてくれるのが敬和。出会えてよかった。 I love KEIWA.」と書かれてありました。まぁ、なんと嬉しい。入寮してたった1ヶ月程でこんな風に感じてくれているのか、こんな風に感じさせてあげられた仲間がいるのか……と、とっても幸せな気持ちになりました。そして、その紙には筆記体で書いた人のサインもしてありました。私がこれを書いたのだよ、と堂々と言えるのだと想像するともっと嬉しくなりました。
 ある夜、偶然にもそのサインの主が寮本部に顔を出しました。「ねぇ、これ、ステキだね!」と事務机に挟みこまれている紙を指さすと、「あ!私だってわかった!?えへへ。これ、本当の気持ちだよ。本当に敬和来てよかったんだ。人生変わった気がするよ。もう本当に敬和大好き。めぐみ館大好き!」と熱弁。紙を見つけた時も嬉しくてたまりませんでしたが、本人が目の前で満面の笑顔で語ってくれるのはそれ以上の喜びです。まさかこんなに熱弁してくれるとは!と思う程の熱弁。嬉しい限りです。
 そして、さらに嬉しいことが!そこに同席していたもう一人のめぐみっ子1年生が言ったのです。「これ、あなたが書いてくれてたんだ~。これを見た時、私の気持ちを代弁してくれてる人がいる、同じ気持ちを持っている人がいるって嬉しくなったんだよ。あなただったんだ~。敬和来てよかったよね~。めぐみ館に入れて良かったよね~。」と、とっても穏やかに、目をキラキラさせてステキな笑顔で話してくれたのです。嬉しい~!!
 表現することって本当に大切だと思います。辛い気持ちも表現することで共感し、寄り添ってくれる人がのぞみ寮には必ずいます。その存在に気付くだけで心は軽くなり、安心し、満たされます。嬉しい気持ちを表現することで、これも共感してもらえ、共に喜んでくれる人がいることで、もっともっと嬉しいものへと変化します。自分の心の中に留め続けていては、嬉しさがふくれることはありません。辛さが安心や心満たされることには変化しません。表現することで、とっても素敵な変化が起こるのです。
 この二人の心の内でもきっとステキな変化が起こっているはずです。共に同じことを感じてすごせていたことを知りました。この想いを持っているのが一人ではないことを知り、きっとより一層心強く思えたはずです。そしてこの想いがもっと大きなものになったのではないかと思います。
 3年間の寮生活、いろんなことがあります。良いと感じることもあれば、何で!と怒りを感じることも。それらを上手に表現することが、寮生活のコツなのかもしれません。みんなが素晴らしい寮生活を送ることをいつも祈っています!(森口)

 

 

 

☆はい、めぐみ館です☆
 「電話の音が鳴ると緊張するのだよね。まだ電話が鳴っても出られない」と話してくる1年生がいました。
 以前は電話に出ることは、主に1年生の仕事でしたが、昨年度の話し合いの中で「過ごしやすいめぐみ館」の取り組みのひとつとして、電話も近くにいる人が取り次ぐということなりました。そんな中、先輩たちの姿を真似しながら、はりきって電話の取次ぎをする1年生たちの姿があります。そんな1年生の姿に「元気だなぁ」「私たちもあんなに元気だったんだ」と先輩たちのつぶやきも……過ごしている時間は、1年、2年の違いなのに、昔ばなしのように話す彼女たちの会話に笑みがこぼれます。
 「電話に出られたよ。めっちゃドキドキしたけれどもうれしかった」と出たいけれども、これまで出られなかった彼女が報告にきました。「すご~い」「やったね」と先輩たちに、拍手し、ほめてもらいうれしそうな姿がありました。
 ひとつのきっかけが大きな自信につながることがあります。寮生活の中で、一人一人が共に喜びあえる瞬間を多く持ち、絆が深められるようにと願っています。(小菅)

 

 

 

 

礼拝のお話し

「本気でチャレンジする」    1年 S.K
 敬和に入る前の自分と、敬和に入った今の自分についてお話しをしたいと思います。
 敬和に入る前の私は「自分のやりたいことを積的にできない人」でした。それは「やって失敗したらどうしよう」「無駄に目立ったらどうしよう」「結局、やるよりやらない方が楽」という理由からです。言ってしまえば、私はかなり臆病でした。でもそんな自分を変えるために、高校からはしっかり自分のやりたいことを最後までやるという目標を立てました。羞恥心を捨て私は大好きな演劇に本気でチャレンジしてみました。すると周りの反応は「上手だね」「おもしろい」とどれもプラスの反応ばかりでした。私のことを悪い意味で笑う人は多分いなかったと思います。
 今思えば、本気で何かをやっている人をバカにしたり、笑う人はそんなにいないと思います。たまに本気でやるのはカッコ悪いと言って本気でやっている人を笑ったりして、適当にする方がカッコ良いと思っている人がいます。私はそういう人たちを一番カッコ悪いと思いますし、大半の人たちもそう思っているのではないでしょうか?何を言いたいのかというと、本気で何かに取り組んでいる人はすごく素敵です。そして何にでも適当にやる人はすごくカッコ悪いです。
 今の私は「やりたい!」と思ったことは積極的に本気で最後まで取り組むようにしています。「やらないで後悔するより、やって後悔した方がよい」という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。やりたいことは思い切ってやった方が絶対良いです。失敗して笑われても、やらないで後悔するよりは、何倍もマシです。
 みなさんもやりたいことを全力でチャレンジしてみてください。

 

 

「寮生活の中で力になっていくこと」  1年 U.H
 みなさんには、”トラウマ“はありますか?私には一番苦手なことが、中学の頃からのトラウマになっています。それは”人と話すこと”です。なぜかと言うと、会話の中で間あいてしまうと、その時間がつらくてどうしてよいのか分からず、あせってしまったり、空気が読めずに余計なことを、言ってしまうことなど、たくさんの失敗をしてきたからです。そういうことの積み重ねから、中学の時には人と会うことがつらく、話すことが怖くなってしましました。
 そんな私が、なぜ会話が絶対に必要な寮に入ったかというと自分の会話力を高めるためです。中学校では、人と会話することをあきらめた私は、中3になった時に後悔しました。
 寮に入り、周りに知っている人がいない環境にいけば、少しでも自分のことを話せるのではないか、逃げる場所がなければそこでくじけずに話すことができるのではと思い寮に入ることを決めました。
 最近では、自分から分からないことや好きなこと、悩んでいることについて話をしたり、話しかけたりすることが少しずつできるようになってきました。
 みなさんにとっては、当たり前の事かもしれませんが、自分の弱い所を直そうと努力することはとても大切なことだと思います。つらいことでも毎日少しずつやっていけば力がつくということを寮の生活の中であらためて感じることができました。

 

 

 

「寮生活の中で」  1年 U.M
 私は人見知りで、怖がりな人間です。そのことについてお話をしたいと思います。
 “人見知り”についてです。小さいころから人と話すことが苦手でおとなしい人でした。中学生になっても克服できず今だに人見知りですが、敬和での3年間の生活の中で人とのかかわりが大好きになれればいいなぁと思っています。
 ”怖がり“についてです。高いところ、雷の音、光、暗闇、そして人の視線が怖く、苦手です。母によると赤ちゃんの頃からそうだったようです。
 寮生活の中で少しでも怖がりで苦手なところも少しずつでも克服していきたいと思っています。
 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

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 自習時間後21時半からの事務室は、にぎやかです。お菓子のおすそ分けや、アイスを購入してソファーで繰り広げられる会話も盛り上がります。テスト終了日のこの時間は、瞬間芸も飛び出して一段とにぎやかなひと時でした。

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 土曜日の部活終了後や夕食後のひと時に土いじりの好きな女子寮生が集まって畑づくりが始まりました。どんな畑に育っていくか楽しみ。仲間も増えていくといいなぁと思います。

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