2016年4月15日金曜日

めぐみ館通信 2016年4月14日 第51号

「ようこそめぐみ館へ」~出会いに感謝~
 14名の1年生を迎えました。2年生15名、3年生11名。2016年度のめぐみ館は40名で生活をスタートしました。
 入寮、入学から10日。まだまだ緊張感はありますが、1年生の表情も少しずつ和らいでいることを感じます。「先輩が話しを聞いてくれて、なぐさめてくれました」「先輩がやさしくしてくれるのでとってもうれいしいです」と2,3年生の存在に温かく支えられていることを、1年生がうれしそうに伝えてくれます。
 「私もそうだったもの」「今のつらさがよくわかるんだ」「1年生かわいい」と頼もしい応えがかえってきます。ここでの生活は、決して楽なものではありませんが、一つ一つの経験を通して、楽しい時を感じられるようにすごしてほしいと願っています。
 今年もめぐみ館の担任として一緒にすごさせていただきます。共に笑い、泣き、喜び、悩みながら一緒に学び、成長していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(小菅)
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「1年生を迎える時」
 春休み中、部活のために寮で生活をしていた進級前の1.2年生との会話です。「入寮が近づくにつれて、ご飯食べられなくなって泣いてばかりいたなぁ」「そんな自分が今、とってもなつかしい」「残された敬和生活が一年だなんて信じられない」「もっともっと敬和ですごしたいけれど・・」「去年の今頃は、先輩になることが不安で仕方なかった」と。共に同じような思いを経験している先輩との会話を通して、先輩として1年生を迎える立場の不安な気持ちが少しだけほぐれたようでした。
 先輩たちがしてくれたように、入寮して来る1年生に寮生活のルール等を伝え、教えていくことができるのだろうか、寄り添って関わることができるだろうかと不安な気持ちで迎えた新2年生が多くいました。「教える自信がないんです」と夜こっそりと相談してくる生徒もいました。それぞれの不安な気持ちから伝わってくるのは、新1年生をしっかりと受け止めて関わっていきたいという思いからだと思います。
 新1年生を迎えるための“2年生合宿”では館内掃除に励んでくれました。そして入寮の日。1年生を迎える彼女たちの表情は、前日までとは違い、凛々しさに満ちたものでした。
 2年生が中心に、1年生をサポートしていきますが、伝えることの難しさの壁にぶつかりながらも一つ一つ力をつけていくことと信じています。
 4月29日の寮祭の「1年生のお披露目の出し物」についても準備が始まっています。アイディアを出しあい、協力し、作り上げる時間の中で、つながりが強められるようにと願っています。(小菅)
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~めぐみ館生と共に~
 この4月から寮務教師としてめぐみ館を担当させて頂くことになりました村田茜といいます。とんこつラーメンや辛子明太子など美味しいものがたくさんある福岡県の出身です。敬和40回生の卒業で私自身はもう一つの女子寮であるみぎわ館で3年間を過ごしましたが、めぐみ館生としては49回生と同じく1年生です。私にとって欠かすことのできない存在であるのぞみ寮にこうして、寮務教師として戻ってこれたこと、本当に嬉しく思っています。まだまだ未熟な部分の多い私ですが一緒に笑って泣いて、このめぐみ館での敬和学園での出会いと経験が人生を豊かにしてくれる存在となるよう精いっぱいやっていきたいと思っています。オーラルコミュニケーション(英語)の授業も担当させて頂くので、朝と夜は寮、また日中は学校にもいます。寮生のみなさんは「なんだかよく会うなぁ」と思うかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。(村田)


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 校舎内の花々も咲きだし、彩鮮やかです。朝もすっきりと目覚めるようになってきました。早起きをしてのランニング、ウォーキング、ダンス等、朝活動をするめぐみっ子が増えてきました。私も草取りをしながら、一緒に体を動かしていますが、彼女たちからのエネルギーにパワーをもらっています。(小菅)