2015年11月19日木曜日

めぐみ通信 No.46(2015年11月18日)

☆オープンスクールでも大活躍☆

 11月7日(土)にオープンスクールが行われ、たくさんの中学生、保護者の方たちが来てくださいました。このオープンスクールに欠かせないのは、運営がスムーズにいくように労作をしてくれる敬和生たち。彼らの労を厭わず、積極的に働いてくれる様、温かく接してくれる様には本当にいつも驚かされます。

 このオープンスクール労作には、もちろんめぐみっ子たちもたくさん参加してくれていました。私がいつも感じることに、めぐみっ子たちのボランティア精神の旺盛さがあります。「誰か手を貸してくれない?」というたとえ小さな声でもしっかり拾い、とっても気軽に「いいよ!」と助けてくれます。このボランティア精神は本当にすごい。そしてそれが先輩から後輩へ、実際に働く姿を見せることで伝えられていること、受け継がれていることは、めぐみ館が誇れることの一つだと思っています。

 オープンスクール労作をしてくれためぐみっ子たち、様々な場面で活躍していました。参加者を迎え入れる受付にも、学校見学案内係りにも、ランチの盛り付け係り・後片付け係りにも、もちろん寮見学の係りにも。どのポジションにもめぐみっ子のキラキラした笑顔がありました。参加者の方々に心を配ろうと努める彼女たちの姿がありました。そんな場面に遭遇するたび、私は嬉しくて仕方ありませんでした。

 「気持ちのいい人たちですね。」と声をかけてくれた保護者の方がいました。「ええ本当に!ありがとうございます!」と謙遜などすることなく、自信を持って答えている私がいました。だって本当に気持ちよく、温かく、ステキだったんですから!そしてそれが、来てくださった方々にもしっかり伝わっているなんて、更に最高です。

 この労作を通して、周りが知ったみんなのステキさ。だけど、自分たちの「ステキ」に気付いてくれていると、もっと嬉しい、もっと最高だなぁ!(森口)

 

 

 

「私たちのJK生活」

 3年生は、進路に向けての、準備、手続きをしながら、受験の準備の毎日です。どちらも責任を持って真剣に行わなければいけないことです。特に進路に向けての準備は、提出期日が決まっていますので気を抜けません。証明写真撮影のため、数名ずつ写真屋さんへも出かけます。   

 数名の3年生と一緒に証明写真撮影に出かけました。普段は、校内ですごしている時間での外出に、余計に気分もウキウキな3年生たち「うぁ~なんだかJKみたいだね」「テンションあがるよねぇ」と車中もにぎやかです。「通学生だったら毎日がこんな生活なんだよね」運転しながらほほえましく聞いていました。彼女たちの会話は、それだけでは終わりません。こんなにもこの時間がうれしく感じることができるのは、寮生活を通してだからこそ感じることができると語り始めたのです。「こんな風に思えることって幸せだよねぇ~」と共に語り合っているのです。不自由、不便な寮生活をしっかりと自分たちのものにしているからこそ話すことができる言葉であると感じました。

 寮生活は一見同じ毎日の繰り返しのように感じますが、同じように見える毎日の中に仲間とのたくさんの関わりやたくさんの発見、感動があります。同じように繰り返される毎日の中だからこそ、幅のある価値観や柔軟性が一人一人に築かれて、いきいきとした生活を自分らしく過せていけるようになるのだと思います。

 先輩たちの姿は、1,2年生のあこがれとなっています。めざすべき目標にそれぞれ近づけるように彼女たちのこれからの歩みを見守っていけることは幸せな時間であると感じます。

 3回目の部屋替えを行い、一ヶ月経ちました。新しい部屋での出会いを大切に、共に過ごす中で豊かな心の成長がありますようにと願う毎日です。(小菅)

 

 

 

礼拝のお話

「成長していくということ」           2年 H.Y

 みなさんは最近イライラしたり、悩んだりしていますか?人それぞれ悩みの大きさや内容は違うと思います。例えば自分の思い通りにはいかずイライラしてしまったり、人間関係だったり、恋の悩みだったり・・・あげればキリがないほど悩みはありますよね。

 ではその悩みはどのように対処したり、やわらげたりしていますか?勉強や部活だったらもっと練習したりして努力することができますが、人間関係や恋は難しいですね。ひたすら落ち込んでしまったりストレスをため込んでしまったり・・・。

 私はそんな時散歩をしたり、激しい運動をしたり星をみたりなどしています。頭の中を一度真っ白にして、大きく深呼吸すると気持ちがすっきりしてまたがんばろうという気持ちになります。

 また私がもう一つ辛い時には、励ましていることがあります。それは辛いのは、今だけということです。今辛いことは乗り越えれば、この先絶対いいことがあると考えます。辛いことにひたすら落ち込んでいたらいつまでたっても〈辛い〉という気持ちが消えません。これから先ずっと同じ悩みを抱えるわけではないと思うし、今がんばれば、これからの大きな糧となると思います。そう思いながら壁にぶつかっていくと楽しめたり、成長できると思います。

 また皆さんは、今の自分に充分満足している方はいらっしゃいますか?全てにおいて完璧で何も言うことがない人は、それでよいと思いますが、私は今の自分に満足してはいけないと思っています。今の自分に満足していて、これから先何も努力しなければ何においても差をつけられ、成長しないと思います。自分にはまだまだやることがあり、成長しなければいけないという考えを持ち、自分を甘やかさないことが大事だと思います。

 

 

 

「親の愛」                   2年 M.Y

 みなさんは、自分のお父さん、お母さんが好きですか。私はまぁ好きです。特別に大好きというわけではないです。各々ちがうと思います。私は昔、いやつい最近まで母のことが大嫌いでした。私のことは、あまり愛してくれていないし、何かと口うるさいし、すごく子どもっぽい部分はあるし、何かと大人はすごいとアピールをしてきたり、数えるとキリがなかったです。これらの部分を総合して母のことが嫌いになったのです。嫌いだから私は母に冷たい態度をとりました。すると母は「もっと普通に話しできひんの?」とか「文句あるんやったらはっきりいいな!」と言い、それに私はイライラしてケンカになることはしょっちゅうありました。

 しかし入寮して、なぜあの時あんなにケンカをしていたか考えてみました。すると一つの結論にたどりつきました。それは甘えていたのです。母に甘えるが故にイライラのはけ口にしていたのです。口論になった際にも、「何で私のこと愛してくれへんの!」と怒鳴ったこともありましたが、私が母のことを愛さないで、母だけ私のことを愛してほしいと言うのは都合が良い考えでした。私は寮に来て7カ月ほど経ちますが、日々の生活の中で何気ない母の行動が実はそれが“愛する”と言う事につながっていたと気づきました。同時に私は、母が言っていたある言葉を思い出しました。口論になった時のことです。「いいか、親の心子知らずってゆうてな、あんたのことどんだけ愛してても、あんたはそれには気づかへん。親っていうのはな、絶対子供に対して無償の愛をそそいでるねんで。どんだけ憎まれ口をたたかれようが、気持ちに変わりはないんや。あんたも親になったら、この気持ちわかるわ。」と。

 無償の愛ってすごく難しいと思いませんか?極端な話“ウザイ”とか、“くそばばあ”と言われても愛し続けるってことですよね。私はその瞬間母のことが、いつもより何倍もたくましく見えて、尊敬の念を憶えました。

 聖書にもある通り「愛は自分の利益を求めず、いらだたない。」ですからきれいごとのように聞こえるかもしれませんが、私は出会ったすべての人に無償の愛をそそげるような人に将来的になりたいです。皆さんもぜひ人を愛することの喜び、幸福感を体験してほしいです。

 

 

 

~新米おにぎりパーティー~

 新米のおすそ分けを頂き、東副寮長先生の奥様“Aさん”と一緒に新米の“おにぎりパーティー”をしました。握り始めからワイワイにぎやかです。手慣れた子、はじめておにぎりを握った子と握る手つきも様々です。お皿にそれぞれの形のおにぎりが並んでいきます。作る楽しみ、食べる楽しみ、1個、2個と手が伸びます。季節の恵みに感謝しながらいただきました。

 食べた後は、エクササイズ“ビリーズブートキャンプ”でシェープアップに励む乙女心満載な姿もいとおしかったです。(小菅)

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11月7日(土)H.Aさん・K.Eさんによるヴォーカルデュオ ♪Olie♪コンサートが開催されました。秋の夜長、心穏やかな幸せなひと時をすごしました。

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