2015年9月11日金曜日

光風館通信 第457号(9月6日)

< 夏休みのイベント 工作編?バスケットゴール? >

 今回は”夏休みのイベント 工作編”をお届けします。男子寮生たちが放課後や夕食後、光風館前でバスケットをして、楽しんでいる光景が毎日のように見受けられます。しかし長年使っていたバスケットゴールが古くなり、ボードはボロボロになってしまっても遊び続ける男子寮生たち。バスケットを通して光風生と大望生と一緒に遊び、親しくなるきっかけとなるので、今もこれからも大切な空間となっています。そのためにはバスケットゴールを新しくしなくてはいけないと考え、寮務教師で話し合い、購入することになりました。
 8月21日(金)今にも雨が降りそうな天気の中、作業時間は5時間にも及びました。バスケットゴールはアメリカ製だったので、ポールに自分たちでネジ穴を空けなくてはいけませんでした。それに一苦労かと思いきや、楽しんで作業している様子があり、安心しました。必死に説明書を読みながら、作業を進めている隣で「僕はBGM担当なんです」とドライバーをマイク代わりにして歌っている人。何度も小雨が降ってきましたが、無事に完成しました。
 でも実は、終盤に手伝いに入った私は驚きました。なんと彼らは説明書の順序にとてもとても忠実に作業を進めていたのです。もっとわかりやすく言うと、同時進行をしていなかったということです。一人がゴールの高さを上げる取っ手のパーツを組み合わせている横で「まだ出来ないの!?重たいから早くして!」と数人でバスケットゴールを支えている姿は、何のトレーニングかと思いました。もしパーツを全部作り終えてから組み合わせていたら、作業時間は半分になっていたのではないだろうか。そして、説明書の最後のページにはこう書かれていました。
 組み立てに必要な人数は大人2名。作業目安は約3時間。
 そんな彼らがわかりにくい説明書を解読しながら、楽しんでひたむきに作業している姿は、なんとも微笑ましく感じました。彼らの頑張りがあったからこそ、のぞみ寮生の大切な空間がまたより良いものとなりました。本当にありがとう!(片岡)

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 < 2年生合宿?漫画専用本棚の作成・キャスターとカーテンの修理? >
 8月24日(月)”2年生合宿”を行いました。2年生合宿とは、現2年生である47回生が「これからどんな寮にしていきたいか?」という話し合いを行い、また労作を通して協力しお互いの良さを見つけ、肌で感じて考えていく時間でもあります。この日は労作として”漫画専用本棚の作成・キャスターとカーテンの修理”をしました。今回の2年生合宿は館内掃除ではなく本棚の作成や修理としたのは、光風館の備品に自分たちの手を加えることによって、思い入れのある作品として大切にしてほしいという想いがあるからです。
 3つのグループに分かれ、作業が進められました。みんなへ指示を出してリーダーシップを発揮する人。黙々と電動ドリルで木にネジを打っていく人。本棚のペンキ塗りがうまくいかず諦めそうになっている人。40枚近いカーテンのやぶれている箇所をミシンで縫い合わせていく人。キャスターを取り外す力技と細かい作業に苦戦している人など、それぞれに活躍の場が与えられ、自然と笑顔になっていたように感じました。
 昼過ぎから始めた本棚の作成も夕方になり、完成直前のところに一台の車が光風生の目の前に止まりました。その運転席には野間先生の姿がありました。この日一番のビッグサプライズです。なんと野間先生は光風生が漫画専用本棚を作成したと聞きつけて “ONE PIECE全巻”をプレゼントしてくださったのです!「聖書科からの重要参考資料として、光風館のみなさんにプレゼントします!」という挨拶に歓喜の声を上げ、テンションMAXになる光風2年生。一冊ずつの裏表紙には「光」の文字が手書きされ、手作りの賞状を作るという手の込みよう。
 野間先生、ありがとうございます!感謝して大切に使いましょう。(片岡)

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< 光風館スポーツ大会?フットサル? & ようこそ光風館へ!! >
 夏休み明けに入寮したH.T君(1年)の歓迎会も兼ねて、8月29日(土)光風館スポーツ大会?フットサル?を開催しました。H.T君(1年)は試合中、応援している光風生からの「T?、行け?!」という声援に手を上げて応えていました。しかし、自分のところに来たボールを蹴ろうとした瞬間、体育館が爆笑の渦に包まれました。ボールを蹴ったはずが、ボールよりも飛んでいく彼の体育館シューズ。しかも靴を履き直す暇もなく立て続けに来たボールに焦る彼。もう一回蹴ろうとしたら、もう片方の体育館シューズまで飛ばしていました。そんな彼を見て周りからは「かわいい?!」と野太い声が飛んできました。今後の光風館スポーツ大会での彼の活躍がとても楽しみです。そして改めて、ようこそ光風館へ!(片岡)

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